宮大工の目線で木の継ぎ方をみてみよう。それは、継手、仕口、組み物、と呼ばれる3方法からなる。
- 継手:同じ方向に木をつなぎ合わすこと。
最近では、地獄ほぞと呼ばれるつなぎ合わせが主流。束の端に作った突起のわきにクサビをつけて、一緒にほぞ穴に落とし込む。落とし込んだら、クサビが扇状に開いて外れなくなる。しかも、外からはそのクサビは取れない。江戸時代のの宮大工が考案したようだ。 - 仕口:直角でも斜めでも良いから、木と木が交わるようにつなぎ合わすこと。
- 組み物:庇の下に短い木が突き出して、いくつも組み合わさって上にのる太い木を支える、その組み合わさったところのこと。
論より証拠。宮大工ツーリズムで確かめてみよう。